人が触る部分から先に傷む
自動機の大半はゆっくりとしか古くなりません。例外は接触点です。挿入口、操作部、用紙の出口。ここの摩耗は年数ではなく利用者数で決まり、利用の多い拠点では、他所なら五年もつユニットが十か月で終わります。機器群の平均で部品を選ぶことは、最も条件の悪い拠点に故障を集めると決めることと同じです。
交換可能なモジュールという考え方
現地修理は、診断し、部品を手配し、再訪する流れになります。モジュールごと交換すれば、この流れは一度の訪問で完結します。機器は当日中に稼働へ戻り、細かな修理は工場で行えます。拠点数の多いネットワークでは、この差が年間の停止時間の大半を占めます。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「百万回の挿入に耐えるユニット」です。
機器より先に周辺部品を揃える
複数メーカーの混在を機器の入れ替えで解消するには、まず承認されない金額がかかります。周辺部品の統一なら費用は一桁下がり、効果の大半は手に入ります。倉庫の品番が六つから一つになり、技師が覚えるユニットは一種類になり、交換時間が読めるようになります。地味な施策で、保守予算には一年以内に現れます。